私が提案の時に心掛けていることが1つある。
それは、「提案時に相手にとってお初の情報を限りなくゼロにする」ということである。
相手にとってお初の情報が多ければ多いほど、その提案がギャンブルになるからだ。
提案がギャンブルになっている状態
例えば、人からダイエットの相談を受けたとする。
その際、「OK。じゃあ次回会う時にいい方法紹介するね」と持ち帰り、
次の回にて、とあるのフィットネスジムの提案を行ったとしよう。
だが、相手からは「私、運動はしんどいから嫌だなぁ」と返ってきてしまった。
これは商談でもよくあるケースである。
相手の思考や好みがちゃんと把握できていない中、提案を持っていき、
相手の思考から外れた提案をしてしまって、商談が失敗するケースである。
ギャンブルにならない為には
ではこの時、どうすればよかったのだろうか。
それは、ニーズ(今回で言えばダイエットの相談)に対して、提案前に思考や好みを把握すればいいのである。
今回のケースであれば、ダイエットの相談を受けた際に、
「大きく方向感が2つある。1つは消費カロリーを増やす、もう1つは摂取カロリーを減らす。それぞれのメリットデメリットは云々・・・」と
ここで提案の方向感を先に話してしまえばいい。
すると、この時に「運動は嫌だ」ということが聞くことができ、ジムの提案を持っていくことはなくなる。
この他にも、相手の想定の金額感を知らずに提案を持っていき、
全く予算感が合わずに提案がオチるということもよく目にする。
商談の成功率を高める為には、提案までのアポイントにおいて、
提案の内容のすり合わせができており、
提案時には「今までお話ししてきたことをまとめるとこうです」と、
企画のおさらいと見積書の提示のみをするというのが、
ある種一番美しい提案だと思っている。
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